パソコンを買い替え(マザーとCPU、メモリを替え)てから、スリープにしておくと勝手に立ち上がる現象が発生するようになりました。前のパソコンでも同じ現象が起こっていたので、同じように調査することにしました。
環境は以下の通りです。
- Windows 10
- ASUS H170M-PLUS(マザーボード)
- Logicool M325(マウス)
- Logicool K270(キーボード)
まずは原因を調べるため、イベント ビューアーを開きます。Windows 8 以降ならデスクトップの左下を右クリックすると一覧にでてきます。7 以前は開き方わすれました。
イベントビューアーの一覧から、ソースが Power-Troubleshooter となっている項目を探します。見つけるのが大変な場合は、左側に「現在のログをフィルター…」という項目があるのでそれをクリックし、イベントソースに Power-Troubleshooter を設定して OK をクリックします。
ログをクリックすると、画面下に「スリープ状態の解除元」、つまりスリープ解除の原因が表示されます。
「スリープ状態の解除元: 電源ボタン」
いや、押してません。おかしいですね、仕方ないので電源ボタンのケーブル引っこ抜きましょう。通電状態で電源ボタンのケーブル抜いて(真似しないでください)、スリープします。ボタンを押してももちろん反応はありません。しばらくすると勝手に起動したので、イベントを確認してみると・・・
「スリープ状態の解除元: 電源ボタン」
イベントビューアーは信用できないことが分かりました。
ググってみると、スリープ勝手に解除の主な原因は以下の2つのようです。
- マウス・キーボード
- ネットワークアダプタ
1. マウス・キーボードが原因の場合
PC にもよりますが、マウスをちょっと動かしたり、キーボードを適当に打つと電源が付くあれですね。ただ、私のように Logicool の無線マウス・キーボードを使っていると、何もしていないのに勝手に起動することがあります。マウス・キーボードが原因の場合は、以下のように電源の管理を設定することで改善します。
まず、デバイスマネージャーを開きます。左下を右クリックして一覧から選択します。Windows 7 以下の場合はスタートメニューから検索すれば出てくるのではないでしょうか。
一覧から「HID キーボード デバイス」を探します。そして右クリックし「プロパティ」を選択します。プロパティウィンドウが表示されたら、「電源の管理」タブを開き、「このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」のチェックを外します。
HID 準拠マウスも同様に設定します。無線マウス(無線キーボード)は使ってないよという場合もキーボード・マウス両方ともチェックを外してください。
2. ネットワークアダプタが原因の場合
ネットワークアダプタには Wake On Lan (WOL)という機能が大抵ついています。ネットワーク経由でPCの電源を入れることができる機能です。私はたまに使うので極力無効にはしたくないのですが・・・
マウス・キーボードの時のように、デバイスマネージャーからネットワークアダプタのプロパティを開きます。
ネットワークアダプタによって画面が異なるのですが、私の場合は以下のような画面が表示されました。この画面から WOL に関係する項目のチェックをすべて外して無効化します。
キーボード・マウスの設定は過去の経験から事前におこなっていました。ですので、「スリープ状態の解除元: 電源ボタン」の本当の原因は WOL ということになります。WOL 使いたいのでどうにかしたいです。
追記:Wake On Pattern Match のみ無効にすればいいようです。まだ様子見ですが、1日放置して勝手に起動しなかったのでこのままいけそうです。WOL も問題なく使えます!
追記2:夜中に PC が起動する方はこちらの記事も参考にしてみてください。