Excel 方眼紙は時と場合によっては便利ですが、デメリットをしっかりと理解しておくことが重要です。たまたま気が付いた、というか理解はしていたけど考えないようにしていたのですが、方眼紙の場合はそうでないシートに比べて面積あたりのセル数が増えるので、ファイルサイズが大きくなります。その差がそこそこあったので記事にしようと思います。
まずは2つのファイルを用意し、それぞれ以下を設定します。
- 方眼紙専用フォント(MS P ゴシック)を設定する。
- 方眼紙は列幅を2文字にする。そうでない方はデフォルトのままにする。
- 印刷プレビューにし、デフォルト状態で1ページぎりぎりの高さ、幅を設定する。※
- 印刷1ページ分の範囲の背景色を白にする。



「ディスク上のサイズ」と「サイズ」の2種類ありますが、サイズの方で比較すると 2.4 KB ほど差があります。2割増しくらいです。ただし、空の状態の Excelファイルは 6.38 KB (6,539 バイト) だったので、それを引いて考えるとより差を感じると思います。(4471 バイトと 6888 バイト。約5割増し。)
ちなみにセルの数は 440 個と 1,430 個です。3倍ちょっとになります。
.xlsx は圧縮されるので、同じ書式のセルが増えようと大してサイズは変わらないものだと思っていましたが、そこそこ差が出るようです。数 KB の差ですが、ちりつもで大きくなってきますので、罫線を出したくない場合は、できれば背景色ではなく目盛線の非表示設定で対応した方がよさそうです。
※方眼紙は約3.5列分幅が多くなります